婦人科よりお役立ち情報

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⼦宮頚がん検診について

⼦宮頚がんの現状について

⽇本では、1年間に3,000⼈弱の⼥性が⼦宮頸がんによって 死亡しています。
(2014年:2,902、2013年:2,656⼈)
上⽪内がん(ごく初期のがん)を含むと年間約30,000⼈が⼦宮頚がんと診断されます。最近、下のグラフのように若年層で⼦宮頚がんの罹患、死亡が増えていることが問題になっています。

■年齢階級別罹患率(全国推計値)子宮頸部<女性>

若い女性に子宮がんが増えていることを示すグラフ

資料:国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」
Source:Cancer Information Services, National Cancer Center, Japan

(国立がん研究センターがん対策情報センターホームページより作成)

⼦宮頚がんの原因

⼦宮頚がんの原因は、がんを起こす可能性の⾼い⾼リスク型のHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)の⻑期にわたる感染によるとされ、性交渉を経験した⼥性はかかる可能性があります。

⼦宮頚がん検診

⼦宮頚がん検診は、⼦宮頚部より細いブラシを使い細胞を取って顕微鏡で検査することにより⾏います。ほとんど痛みはなく5分程度で終了する検査です。

子宮頸部の説明図

目黒区の子宮がん検診の現状因

⽬⿊区⺠で20歳以上の⼥性は2年に1回無料で⼦宮がん検診を受けることができます。しかし平成29年度の受診率は12パーセント(対象者83,706名に対し10,126名)と決して⾼くありません。
平成29年度は検診により、細胞の異常が⾒られた⽅の割合は5パーセント以内でした。
細胞の異常即がんというわけではなく、経過観察後に自然に軽快する場合もあり、異常の程度も異形成、上⽪内がん、がんと様々な段階があります。
異常が⾒られた場合はその程度により⾼リスク型HPVの感染を調べる検査、経過観察後再検査、あるいは精密検査を受けていただきます

宮頚がんは、簡便な検査により早期発⾒、早期治療が可能です。
⽬⿊区より検診の通知が届いた⽅は、ぜひその機会をご利⽤ください。

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